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『型』の弊害


 柔道は試合の中で『組み手争い』をします。

相手を投げるのに有利になるように袖と襟を掴みにいくのですが、

相手はもちろん掴まれない様にブロックします。

そして投げられないように踏ん張りもします。


 一般的合気道では、試合はありません。

やってる団体もありますが。

 取り(技を掛ける側)と受け(掛けられる側)に別れ

技を身につけていきます。


 僕は昔から不思議に思っていたことがありまして。

合気道には手を掴まれた状態から技を掛ける型があるんですが、

何故その型があるのか解らなかったんです。

『重心移動・梃子の原理の習得』ってなら

解らなくもないですけど・・・。


 例えば街中でケンカに巻きこまれた時、胸ぐらを掴まれる事はあっても

いきなり手首掴まれるってなくないですか??

あるとすれば、『さよならっ!』って泣いて走ろうとする女の子を

『ちょ・・・ちょ、待てよ!』って男が掴む時くらいでしょ?ww


 別系統とは言え、同じ名前の付く武道を稽古させていく上で

どうしても気になってしまい調べてみたら、

武道研究家の日野晃先生のHPの文の中にこんなのを見つけました。


 『あれは、手を掴ませるように誘導する練習と、

 相手の手に付いていく練習です。』


 これは、植芝翁に指導を受けた刀鍛冶の砥島靖氏が日野先生に

仰ったらしいです。


 それなら納得できる。

自然な流れの中で、掴ませる様に誘導するのは

かなり修練がいるだろうな~。


 ただ、現在の合気道でその理由が成立してないなら

何の意味があるのかな?


 僕が指導していただいてる先生は、前にも書いたけど

元々合気会の合気道から始めた人です。

その先生いわく、

 『型が重視されすぎていて、馴れ合いがひどい。』

みたいな事を言っていました。


 要は型に沿う動きをしてるので、もし途中で踏ん張ったり

力で対抗すると『技が掛けられない人もいる』って。


 だからって、合気道自体が使えないって事ではなくて

『どう理解してるか』って度合いで変わるんだと思いますけど。


 YouTubeとか観てると凄い動きをする師範の動画とかもありますけど、

ああいう動きの出来る方は意識的だろうが無意識だろうが

植芝翁の『意図』を理解されてるのでしょう。


 どんなスポーツ・格闘技・武道でもそうでしょうけど、

 誰に習うかでも随分変わってしまうんだろうな~。




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