慟哭の2月
2月と言う月は、僕の中で良い事の起きる月という
イメージでした。
・・・しかし、今年は見事に裏切られました。
前回の更新の後、すぐにマナの体調が悪くなり、
透明の液体を吐いて食事を取らない日々が続きました。
先生に処方された吐き気止めも全く効かず、
点滴の注射を連日打つ日々。
あの小さい身体に針が刺さるのも苦しいですが、
何も食べれず、絶えず吐いてるのを見ているのは
相当つらかったです。
とうとう絶食状態から5日経ち、入院する事に。
レントゲン等撮って結果を次の日に、という話でしたが、
帰宅後すぐに病院から電話がありました。
第二の胃袋(砂肝)に大きな腫瘍がある。
手術は出来ないし、両性か悪性かは判断できないが、
確実にその腫瘍が影響している。
「このままだと余命は1ヶ月持つかどうか。」
先生も手を尽くしてくれている。
でも誰もどうにも出来ない。
1ヶ月、只々痩せて力尽きていくのを観ていないといけないのか・・・。
そう思うと、ただただ悲しくて。
その日は2人して泣くばかりでした。
でも、やはり2月は良い月でした。
その後、先生が処方した別の吐き気止めが効果が出てきて、
先生が自宅に連れて帰ってくれて矯正給餌をした結果、
何とか少し回復しました。
もちろん腫瘍が治ったりはしないので、
マナは今後も腫瘍と付き合いながら生きていく事になりますが、
僕らとマナの力で何とかやっていく形になります。
先生の経験上、この状態で最長2年10ヶ月生きた子が
いるそうです。
マナには、是非記録を更新していただきたいと思います。
最近は1日中マナにこんなものを聞かせてます。
これが効くかどうかは分からないですし、
そもそも腫瘍が悪性かどうかも分からないので効き目は未知数ですが、
何も出来ない分、せめて力になればな、と。
これのお陰かどうかは分かりませんが、無事退院し
元気に食べて、お喋りして飛び回ってます。
それで少し安心したのか今度は僕らが同時に
インフルに掛かってしまいました・・・。
今回のマナの件では色々思う事や学びがありましたが、
その辺はまたの機会にシェアできればと思います。
今はただ、マナが今月無事に10歳を迎えられた喜びに
浸っていようと思います。
- 関連記事
-
- プロフェッショナル 仕事の流儀
- 慟哭の2月
- わんこ呼んだらインコ来た。