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ヒトのからだ・日本人のからだ


 「昔の日本人と、現代の日本人では身体の使い方が違う。」

そんな話聞いたことありますか?


 「明治以降、西洋式の学校教育のせいで、日本人の身体の使い方は

 矯正され、廃れていった。その動きは古武術に残っている。」

って言うので、古武術の活用が一時期話題になりました。


僕もずいぶん前に記事に書いた事があります。 →「古武術の身体操作」



 日本人は身体が小さい。

大きな人もいたでしょうけど、昔の人は更に小さい。

槍術

幕末の写真らしいですけど、何だかギュッ!て詰まった感が・・・。

こう言う写真を見て、

 「西洋人はサムライに幻想抱き過ぎなんだよwww」

 「日本人は歴史を誇張するからwww」

 「俺でも勝てるwww」

って、隣国の人達が言うわけですよ。

・・・まぁ、歴史に関しては言われる筋合いはないですけど。


でも小さいからこそ、最小の力で最大の効果が出るように

工夫をしたのかもしれません。

そういうのは得意分野でしょうから。


 武芸だけにとどまらず、日常生活だって身体の動かし方は重要でしょう?

だって、車や機械なんてない世界。移動は馬・かご・徒歩。

現代では想像も出来ませんが、それが『当たり前』の時代です。

 ちなみに、荷物や手紙を運んだ飛脚の1日の平均移動距離は、

なんと約130km!!

ちょっと想像がつきません・・・。


 ただね、130km走ってたって言われても、実感沸かない。

現代にいないし、見たことない訳だから・・・。


 そんなある日、こんな写真を見つけたんです。

300kg.jpg

これは、山形の庄内米歴史資料館にある写真です。


 1俵60kg×5ですから300kg!!

ありえないでしょ!!

 仮に、写真の為のパフォーマンスだとしても

立ってられないですよ。

中身が空だとしても、1俵10kg以上はありそうなので、

それでも60kgを背負ってる事になります!


 今の人より小さいのに、今の人より力がある。

コツはあるんでしょうが、

 この写真見て、『昔の人は凄いなぁ~。』と、思ってたんです。

身体の使い方が違うんだなって。


 でも、よくよく調べるとこの写真、昭和14年に撮られたらしい。


 ・・・あれ?70年しか経ってない。ってうか、

身体の使い方って明治以降変わったんじゃ・・・?


  • 明治以前と以降では、身体の使い方が違う。
  • だから現代人は大きくなってるのに力が出せない。
  • でもこの写真は昭和。開国して80年後くらい・・・。

 身体の使い方って訳でもなさそうだ。

でも、便利になって、現代人が非力になったという解釈も

無きにしもあらずだけど・・・何だか腑に落ちない。


 分からなくなって、考えるのを止めてしまいましたww


 それからだいぶ月日が経った前回の稽古の帰り、

仲間の何気ない会話を聞き、『・・・あ。』と、思ったんです。


 それは、パプアニューギニアのある部族の話。


 彼らはタロイモが主食。周りにはタンパク源がほとんどない。

その代わり、彼らは腸内にタロイモの炭水化物をタンパク質にする

菌を持っている。だからめっちゃマッチョな訳です。


 僕も、その話はTVでたまたま観てたので知っていたのですが、

その話を聞いて思い出した瞬間、

 『・・・あ。食べ物の差かな?』

と、感じたんです。


 パプアの人が特殊な菌を持っている様に、

日本人も、海草を消化できる特殊な腸内細菌を持っています。

この腸内細菌、持ってるのは日本人だけだそうです。

 人の身体は、その地域の食べ物に順応してるわけです。

開国以降、色々なものが劇的に変わっていきましたが、

食べ物もその中の1つに入りますよね?だから、食べ物かな?って。


 家に戻って早速調べたら、案外早く出てきた。

それは『ベルツの日記』というもの。

 この人がベルツさん。

ドクター・ベルツ

 ちなみに「蒙古班」って名前を付けたのもこの人なんだそうで。


 ある日、ベルツは東京から110km離れた日光へ旅に出た。

その時は馬を6回乗り換えて、到着に14時間掛かった。

 それからまた日光へ旅に出た。

この時、人力車を使ったが、14時間半で着いた。交代なしで。


 驚いたベルツさんが、車夫に食事について色々聞き取りしたところ、

玄米のおにぎりと梅干し、味噌、大根の千切りと沢庵を食べ、

普段の食事も、穀類・芋・栗などの低タンパク、低脂肪の食事だと言う。

 『じゃあ、ドイツ栄養学を適用すればもっと力が出るんじゃね?』って

ある事を試した。


 2人の車夫に、80kgの荷物を積んで毎日40km走って貰う。

1人は玄米おにぎり、もう1人に肉を食べて貰い比較した。

 肉を食べてる車夫は3日目にばててしまい、

 「頼むから食事を元に戻してくれ。」と、言って来たそうです。

仕方なく元に戻すと、また元気になったそうな。

おにぎりを食べてる車夫は、3週間も続けたそうです。


 つまり日本人には日本の食事がベストだという事。


 もちろん、江戸時代に肉を全く食べてなかった訳ではないです。

「ももんじや」と言う獣肉専門店があって、そこで食べる事もできました。

今で言うジビエ料理の店って事ですね。

ただ表向きはあくまで「薬」として食べていたそうです。

 一応、禁忌なので、お武家さんは特に食肉には厳しくて、

その店の前を通る事さえ嫌ったとか。

これは、その仕事に従事する人への差別もあったと思われます。


 とにかく、身体の小さな日本人の常識を超えた力に

そうとう驚いたようで、

 他の外国人の日記や、実験も幾つかあるようです。

調べるとすぐ出てきますよ。


 あと、ベルツさん、「こんなに母乳の出る民族は他に見た事がない」

とも書き記してたそうです。

 自国に帰って、菜食を推進したんだとか。

でも、明治政府はドイツのフォイトという栄養学の権威の

主張を取り入れて今に至る、そうです。


 日本のトップアスリートで試してみたらどうなるんだろう?

誰かやってみてくれないかなぁ。




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- 2 Comments

ピヨコ  

食事は一番のはじまり

食事は体だけでなく精神にも関わってくると思っています
私は肉類(赤い血が流れ、体温が高いものはエキスさえ)を採らずずーっと日本人らしい粗食で過ごしていて、検診ではお医者様が「素晴らしいですね~!」と驚くほど、粗食なのに筋肉も結構あるみたいだし、腸内が綺麗だからかまだインフルにかかりませんよ~
子供の頃からぬか床をかき混ぜる担当でした、今でも糠漬けを作っていて食べると口だけでなく胃腸もスッキリします^^
マッカーサーが命じた「割烹着を無くせ!」とか日本を肉の輸入国にするもくろみはその通りになってしまっていて残念です。

私と正反対で毎日3食肉を沢山食べて育ったほぼ同じDNAを持つ姉妹がいます
その違いは恐ろしくなる程で、お目にかけたいですができなくて残念です^^;

「頭で食べる」小さい頃読んだ言葉が残っています。

2016/04/29 (Fri) 08:43 | EDIT | REPLY |   

アースガイド  

ピヨコさん

> 食事は体だけでなく精神にも関わってくると思っています
> 私は肉類(赤い血が流れ、体温が高いものはエキスさえ)を採らずずーっと日本人らしい粗食で過ごしていて、検診ではお医者様が「素晴らしいですね~!」と驚くほど、粗食なのに筋肉も結構あるみたいだし、腸内が綺麗だからかまだインフルにかかりませんよ~
> 子供の頃からぬか床をかき混ぜる担当でした、今でも糠漬けを作っていて食べると口だけでなく胃腸もスッキリします^^

・・・ピヨコさんって一体何者ですか?
大学のお話といい、ご実家禅宗のお寺とか・・・?
ヴィーガンなんですか?

> マッカーサーが命じた「割烹着を無くせ!」とか日本を肉の輸入国にするもくろみはその通りになってしまっていて残念です。

 マッカーサーそんな事言ったんですか!余計なお世話ですねwww
 肉も給食のパンもまんまとやられましたね。
 
> 私と正反対で毎日3食肉を沢山食べて育ったほぼ同じDNAを持つ姉妹がいます
> その違いは恐ろしくなる程で、お目にかけたいですができなくて残念です^^;

 ・・・双子さん??
 
> 「頭で食べる」小さい頃読んだ言葉が残っています。
 
 分かります。その辺りの事がまた書ければと思います。

 

2016/04/30 (Sat) 03:03 | REPLY |   

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