大きな気づき 2


 結局、日をまたいでしまいましたが続きです。


 昨日の、相手に掴まれてない『非接触から』の状態の別の動画を観て下さい。



 先生とOさんです。Oさんは一流企業に勤め、

剣術と合気会合気道を20年以上修行している猛者です!

合気会の段位も修行年数も先生より上ですが、

それでも平井伝合気道から得られるものを求めて、

忙しい中でも真摯に稽古に来られます。

逆に言うとそれだけ先生が平井伝から得たものも大きいという事。

それを皆解ってるという事。


 動画では5回の打撃の後、6回目に生理反射を起こしてます。

ちょっと、分解して解説をしてみますね。Oさんが・・・

①打とうとして

①打とうとして


②打つ

②打つ


 これが5回続きます。

 本当に簡単にですが、解り易い様に色をつけました。

 本当はもう少し複雑ですが、逆に解りづらくなるので。

黄色と黄色の矢印Oさんの意識

緑の矢印先生の意識

Oさんの右腕側にある赤い曲線は

Oさんが動かした腕を示してます。



もう1度、同じ画像を。

いきますよ。

①打とうとして

①打とうとして

 Oさんの黄色は、腕を動かそうとする意識と先生に向けてる意識。

赤の曲線は、打とうとして動かす『初動の寸前』と言ったところ。

 先生の緑は前後だけではなく、『360度』向いています。

Oさんだけに集中せず、全体を意識してる状態です。


②打つ

②打つ

 この時のOさんの意識は『放った腕』『打った箇所』

殆ど集中してるはずです。

先生はもちろん先ほど同様に周りも意識してるのですが

『打撃をブロックした事、した箇所』も当然意識します。


お互いにこういった意識の動きが

①打とうとして、②打つ

の時に、起こっています。これが5回。


 そして、6回目。

中心帰納で

①打とうと、の『①打-』

のところで先生は自分の意識を自分に戻します。

タイミング的にはこの辺りですが、タイミングだけでは生理反射は

絶対に起きません。経験済みです。

 この瞬間、Oさんの意識は『当たり所』を失います。

Oさんの身体はOさんの意思に関係なく反応するんです。


中心帰納で斬り上げ

 先生が体捌きの中の『面摺り』の動きをすると、

斬り上げ2

まるでその動きに添うように生理反射を起こし仰け反ります。


受けて樹つ

そして、崩される。



 これが全然出来ない!


 この先生の一連の動きを、平井翁はこう表現しています。


 『受けて樹(た)つ』


 これは、相手のしようとする事を受け入れ、

無対立・空の境地になる状態の事を指します。



 年末、同じ状況を手刀の正面打ちでの稽古中に

僕は先生に質問しました。

タイミングではない事も理解してる。

掴まれた時と同じ様に中心帰納してるつもりだ、と。

でもそれに相手が反応しない、と。



 先生は言いました。

 「受け入れるのは、相手の打ってくる打撃じゃないよ。」

 ・・・つまり、この動画だと

攻撃だけを受け入れる

 ここじゃない、と。



全体を受け入れる

 全体だよ、と。



 何か、目の前の壁が崩れた気がしました!


 早速、全体を受け入れるつもりでやってみた!


 ・・・出来ない!www



 少し考え込みました。


 攻撃を受けるという事は、相手の手が自分に当たるという事

 全体を受け入れるという事は、その攻撃をある意味無視する事

 成田先生が良く言う「どうなってもいい」と言う心境


 ・・・待てよ、そもそも攻撃って言うか、身体って・・・

 ああ、そうか!


 僕は気づきました。

 そして、試してみました。気持ち的には

怒りの王蟲の前に立つナウシカ


 そして受け入れました。

意識も共に

 目に映る『攻撃してくる相手の全体』だけでなく、目に見えない『攻撃するように動かしてる相手の意識ごと』。



 上手くいきました。

すごく腑に落ちた考えに行き着きました。


 ホントに出来てるのか先生にも試してみました。

出来てるよ、と言ってもらえました。


 今後、稽古を重ねて精度を上げていければと思います。



 さて、仮に僕の中心帰納の精度が上がったとして、

僕はこのまますんなりと達人になれるのか??

言い方を変えると、『使える武道』を習得したことになるのか?


 多分なりません。


 これは僕が常々思っていた事と、先生の話から出した答え。

先生の話を聞いて『あ~、なるほど!』と思った事があるんです。


 これは合気道と名の付く武道をやってる人が陥り易く、

 「合気道は使えない武道」と、

 言う人が見ている部分かもしれません。


 問題点は他のスポーツに例えると解り易く、

 解決策はすでに平井伝合気道にありました。


 これはまた日を改めて書きます。




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